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IWCはそのような概念を払拭するかのように、非常に見事なブルーセラミックケースを発表した。

IWCはブルーの時計を作ることにこだわりをもっている。毎年行われるローレウスとの提携に加えて、ブルーダイヤルのパイロット・ウォッチ“プティ・プランス”(星の王子さま)シリーズでも有名だ(IWC パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー “プティ・プランス”)。IWCはブルーをよく知っているのだ。

 毎年のように発表されるモデルには少し飽きがくるものだが、IWCはそのような概念を払拭するかのように、非常に見事なブルーセラミックケースを発表した。カラーセラミックケースといえば、パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン 「モハーヴェ・デザート」でもすでに驚かされた。

この作品は、青が苦手な人には向かない時計だと思う。しかし、もしかしたら、この作品の背景にある目的を知ることで、青をまったく新しい色として捉えることができるかもしれない。ローレウス・スポーツ・フォー・グッドは、世界50ヵ国以上で250以上のプログラムを支援する財団だ。スポーツを通じて、子どもや若者の生活を向上させ、暴力や差別、不利益をなくすことを目的としている。

 2006年以来、IWCとローレウスはブルーを基調とした限定モデルを発表してきたが、ここまでブルーなのは初めてだ。セラミック製ケースは、この時計を完全に新たなものへと変えてしまう力をもっている。正直なところ、マークシリーズでもっとカラフルなセラミック製ケースを見てみたいと思った(もしかして白がいいかも?)。

もちろん、このケースは簡単に作れるものではない。粉末状の酸化ジルコニウムと他の金属酸化物を混ぜ合わせて成形し、炉のなかで焼結するという複雑な製造工程を経て、ダークブルーの特徴的な色を実現している。IWCによると、「カラーセラミックは、原材料の品質と純度に対する要求が非常に高い」とのこと。

 IWCの新作パイロット・ウォッチ・オートマティック “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”は、布製インレイ付きのケースとマッチしたブルーのラバーストラップが付いていて、とてもワクワクするような時計だ。近いうちに実物を見られることを楽しみにしている。それまでは、IWCからブルーのセラミックが通常モデルでも登場することを祈っているが、今回ばかりはこれでよかったと思う。

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